先日、お伝えした面白い事の続きです。
大賞のプレゼントが、本日届きましたよ。
皆さんにもお裾分け致します。
なんと、名前も入れて下さいました。嬉しいなぁ!
あと、チラシの方にはキャッチコピーも!なんだか不思議な感じです。
近々みなさんの近くのCDショップでも見ることが出来るのではないでしょうか?
また、チェックしてみて下さいませ。
じつは、仕事とは、全く関係ない話なのですが、面白いことがあったので今回日記に書いておきます。
とりあえず、これ見て下さい。
見る前にその下の文章読むとネタバレしますので、
出来ることなら、下のリンク先を見てから続きを読んで下さいませ。
面倒臭くてスイマセン。
(PCのOSによっては、Safari等、一部のブラウザーでは見れない事もあるようですね。)
み、み、見ましたかぁ〜?
き、き、キリンジ、じゃなくて、き、き、聞きましたか?
実は、キリンジの2010年のキャッチコピーの募集があり、自分では気に入ったコピーが出来たので、応募してみたんです。
ちなみに、今回のお題というか、テーマは、こんな感じでした。
キリンジ キャッチコピー大募集!
「あなたにとってキリンジとは?一言でキリンジの魅力を例えると?」
そして、8月25日に突然レコード会社からメールがきて、おっ!仕事の依頼かな?ってそれはそれで喜んでみたのですが、良い意味で裏切られましたね。内容はこんな感じ。
「ご応募いただいた作品を優秀作品として選出させていただきました。
(本日UPの特設サイトの本人動画発表コメントをご覧ください)」
いくつかの作品の内の一つに選ばれたんだなぁと思い、どれどれ本人動画発表コメントでも見てみるかと、スタートボタン押してみると・・・・。
なんと、採用されたのは僕だけだ。
総数約600通の中で、たった一通だけしか選ばれない「優秀賞」に選ばれていたのです。
優秀賞に選ばれたキャッチコピーはこちらです。
「僕らの生活 リボンをかけたら この感じ」
僕の場合は・・・なんですけれど、
キリンジをかけると、いつでも、どこでも、日常がほんの少し、素敵というか、非日常的になるんですよね。
それは、東京にいても、京都にいても、三重県にいても、サンフランシスコにいても、サンディエゴにいても、ニューヨークにいても、そうでした。
朝でも、昼でも、夜でも、真夜中でも、早朝でも、洗濯してても、車運転してても、電車に乗っていても、ご飯食べてても、トイレにいても、ベッドにはいって眠る前でもそうなんです。
シンデレラのお話しみたいに、全てを無視して、全く違う世界に現実逃避するわけではなく、今のまま、ありのままの姿に、ホンの少しだけ何かを足して、今ある生活を色鮮やかにしてくれるですよね。
僕にとって、キリンジとはそういうものでした。
今まで何気なく見てきた、ありふれた景色が、
今までとは違って見えたんです。
それは、リボンを掛ける気持ちと同じだなぁって思ったんです。
バナナにリボンかけたら、ちょっと違う物になるでしょ。
おにぎりでも、いいです。
とにかく普通に家にあるモノが、普通じゃなくなるんです。
ホンの少しだけ。
なんか、ちょっとだけ生活が贅沢になるんですよね!
その気持ちを短い言葉にしてみました。
しかし、ちょっとビックリしましたよ。
いえいえ、とてもビックリしましたよ。
なんか動画では名前も呼ばれてるし、なんか変な感じです(笑)
最初は、嬉しいと言うより、驚いただけでしたが、そのあと、ジワジワと嬉しくなってきました。優秀賞として、キリンジのサイン入りポスター(名前入りで)を頂けるらしい。やったね。イェイ!イェイ!これからの展開としては、キリンジのチラシや、ポスターなど色々な宣伝の場所で使って頂けるらしい。楽しみだなぁ。
仕事とは全く関係ありませんが、とても嬉しい出来事でした。
年賀状のお仕事では、絵とコピー(賀詞)は楽しんで色々作ってましたし、それなりに喜んでも頂けていたのだけれど、この様に自分の大好きな音楽の世界で、同じように自分のつくったコピーが使われるということはとても興奮するモノですね。絵を評価されるのも嬉しいのですが、こちらもこちらで違った快感がありますね(笑)
もう何年も前から、年賀状のお仕事をする度に、言葉で人を楽しくさせる、コピーライターという仕事に、とても興味を持ち始めていたのですが、今回の事で更にその気持ちは強くなって来ました。とはいっても、コピーの勉強も全くしてないし、じっさいコピーライターがどんな事するのかもよく分からない。そんな昨日今日で出来る様な、甘い世界じゃないだろうし、何いってんだよって感じですが、ちょっと調べてみて、色々勉強してみようと思います。
絵本とか、その他にも絵と言葉で、なにか色々な展開が出来るかも知れないし、言葉というものは、今後イラストレーターはもっと勉強すべき事なのかも知れないですね。じつは、よく分かっておりませんが(笑)
しかし、こういう仕事来ないかなぁ・・・、勉強しないでもいいやつ(笑)
やっぱりこないよなぁ。人生そんなに甘かないですね(笑)
また一つ、今後の良い目標が出来ました。
というわけで、ちょっと面白いことがあったというご報告でした。いぇい!。
「白銀ジャック」第二十四話(最終話)
月刊J-novel
2010年08月12日 発売
定価 550円 (税込)
今月12日に発売された文芸誌「月刊J-novel」9月号(実業之日本社より出版)に東野圭吾氏の連載、痛快スキー&スノーボード・サスペンス「白銀ジャック」第二十四話(最終話)にイラストレーションを一点描きました。いよいよ最終回です。全ての謎が明らかになります。書店で見かけましたら手に取ってみて下さいませ。
「白銀ジャック」第二十三話
月刊J-novel
2010年07月15日 発売
定価 550円 (税込)
今月15日に発売された文芸誌「月刊J-novel」8月号(実業之日本社より出版)に東野圭吾氏の連載、痛快スキー&スノーボード・サスペンス「白銀ジャック」第二十三話にイラストレーションを一点描きました。いよいよクライマックスまであと二話です。おもしろくなってきましたよ!書店で見かけましたら手に取ってみて下さいませ。
7月6日発売のメディアファクトリー「ひとり百物語 ~怪談実話集~ 夢の中の少女」著・立原透耶さんの単行本に、装画を一点、飾り扉に1点描きました。装幀は池田進吾(67- ロクナナ)さんです。
今回の作品は怪談実話集です。ですから、本が完成してから関係者一同で飯田橋の東京大神社まで出向き、お祓いとヒット祈願をして参りました。怖いお話しが好きな人には最適な一冊となりますね。涼しい夏をお過ごし下さい(笑)あっ、あなたの後ろに・・・・(笑)
今回の装幀は池田進吾さんです。書店で見て頂くとよく分かるのですが、トレーシングペーパーの様な半透明な紙を使ったカバーの中に文字無しの絵だけの本表紙が出てまいります。是非、書店で手にとって見て下さいませ。
本日2010年7月1日より、東京イラストレーターズソサエティ ( TIS )の会員となりました。上京した時から、いつかはTISに入れたらいいなぁと憧れておりましたので、今回の入会出来た事は、非常に光栄でしたし、とても嬉しかったです。やっと自分の職業を「イラストレーターです」と堂々といっても良い気がしてきました(笑) まだまだ未熟者で、もっと勉強しなければ一人前とは言えませんが、もっともっと絵を好きになって、一杯絵を描いて、勉強していこうと思っております。そういう意味では一生半人前でも良いですね。一生勉強ですね。
これからは、TISの名を汚さぬ様、より一層精進し絵に向き合っていこうと思います。
TIS諸先輩方の皆様、これからもご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
今回の入会を機にTISのウェブサイト内にも作家ページを持たせて頂ける事となりました。こちらにも色々と作品をアップしていこうと思いますので、お時間のございます時にでも覗いてみて下さいませ。
2010.7.1 ヒロミチイト
もう、随分前の話になってしまうのですが、いつもお世話になっている、青山のギャラリーハウスMAYAにて、2009年12月14日(月)から10日間に渡って開催されたクリスマス企画展「男の子ってどんなもの?」に、作品を1点展示させて頂きました。その時の作品を、まだこのブログでは、ちゃんと紹介出来ていませんでした。実は、先月この作品が3×3 PROFESSIONAL SHOW 2010にて、Silver Medal を受賞しました。ですから、これを機に改めて紹介させてください。
この企画展のテーマは実にシンプルで、「男の子」でした。
僕にとって「男の子」といえば、やはり自分の幼少期を思い出してしまいます。精神年齢だけでいえば、今でもまだ幼少期かも知れませんが・・・(笑)とにかく、小さい頃は、色々なものになりたかったんですよね。
まだ何者でもない子供って、何者にでもなれるんですよね。子供って、可能性の塊なんですよね。まぁ、それは、男の子に限らず、女の子でも同じなのですけれど・・・
でも今回は、自分が男なので、
「男の子」=「自分の幼少期」=「何にでもなれる」=「夢」
というキーワードで描いてみる事にしました。
夢は今でも見ていますが、大人になってしまうと、いろいろと上手く行かない事もあるとだんだん分かってきました。でも、やっぱり「夢」は諦めるものではなく、追いかけるものの様な気がするんです。叶わない夢だって、良いじゃありませんか。叶うまでは、ずっと夢の中にいられるんですもの。夢は見るものなんですよねやっぱり。
この絵の中の彼は、夢を追い求めて自分と同じ「夢を食べて生きる」仲間と旅に出るのですが、なかなかうまく行かないんです。すぐに仲間が彼の夢食べちゃいますからね(笑)でも、食べられて無くなっちゃう様な、そんな小さい夢では、もともと叶うはずが無いんです。食べられても食べられても湧いて出てくる様な夢ならば、きっと仲間の食欲にも勝てるはず。彼はまだ、普通のクローバーしかみつけられていませんが、いつか四つ葉のクローバーを見つける事でしょう。
思いはきっといつか叶うと僕は信じたいです。
熱くてスイマセン(笑)
それが、この絵を描こうと思ったきっかけです。
夢が叶うという事は、最後のほんの一瞬出来事、でもそこにたどり着くまでのプロセスの方が、本当はもっと大事な事の様な気がするんです。結局のところ、夢が叶うか叶わないかなんて、あんまり重要な事では無いのかも知れません。夢に向かってひたすら突き進んで、なんらかの結果にたどり着く事の方が意味のある事なんだと思います。だんだん、金八先生みたいになってきたので、熱い話はこのぐらいにしておきます(笑)
そんな事を思いながら、展示の際には、詩というか、短いお話しを作って作品と一緒に展示しました。
下手くそな文章で恥ずかしいのですが、お時間があれば読んで下さいませ。
~The Parade of Dreamers ~ 夢を食べて生きる者達の行進
男の子は、夢をみるものです。
男の子は、旅にでるものです。
同じ様に、夢を食べて生きていく仲間と共に、
男の子は、とても長い旅に出ました。
しかし、お腹のすいた旅の仲間は、
男の子が寝てる間に、彼の夢をぱくりと食べてしまいます。
ですから、男の子の夢はなかなか叶いません。
それでも、男の子はあきらめません。
それでも、男の子は歩き続けます。
夢を食べて生きる者達の行進は、ずっとずっと続きます。
そろそろ、仲間のお腹も満腹みたいです。
もう、これ以上食べる事は出来ないかも知れません。
ということは・・・。
男の子は、夢をみるものです。
男の子は、旅にでるものです。
それが男の子というものです。
Facebookにて、PEN STILL WRITESのページが出来ました。
良かったら、覗いてみて下さい!
最近、BLOGにコメントが書けるようにしました。
また、気が向いたら書き込んで下さいね!
そうそう、コメントの左横のアイコンは、Gravatarというところで登録できるようです!
下記のリンクよりどうぞ!
http://ja.gravatar.com/
6月17日発売の武田ランダムハウスジャパン「空の名前」著・日向 蓬さんの単行本に、装画を一点描きました。装幀は松山はるみさんです。
昭和時代のデパートの屋上から見える夕暮れ時を描きました。
なんだか、とても懐かしい時代のお話しです。
もし、書店で見かけたら手に取ってみて下さいませ。
今回は、ちょっと嬉しいご報告が出来ます!実は、3×3 PROFESSIONAL SHOW 2010 にて、2個のシルバーメダルを頂きました。
受賞作品は、こちらです。
絵の賞ではもちろん初めてなのですが、受賞というのは、人生の中でも初めての様な気がします。国内外の色々な方々から、御祝いのお言葉を、メールやお電話で頂き本当に嬉しかったです。ご連絡頂いたみなさん、本当にどうもありがとうございました。今後の大きな励みとなりました。
初めて出したコンペで、入選出来ただけでも凄く驚いていたのですが、今回は、なんと二つの作品がシルバーメダルを受賞し、本当に驚いております。とっても嬉しかったですね。しかし、嬉しい反面、これからは、メダルに恥ずかしくない絵を描かなくてはと、気が引き締まる思いが致しました。頑張ります。
しかし、この一年間は、「SOCIETY of ILLUSTRATORS」の主催するコンペティション「ILLUSTRATION52」に5点入選、そしてCommunication ArtsのIllustration Competition 「Illustration Annual 51」に入選と、海外でのコンペティションとすごく相性が良かったみたいです。お陰様で、師匠と一緒にNYにも行けましたし、そのお陰で色々な方にもお会いできましたし、本当ついていました。今までの入選も、今回受賞出来たのも、すべて師匠のご指導のおかげです。木内さん、いつも親身にご指導して頂き、どうもありがとうございます。感謝しております。今描いているような絵のレベルでは、まだまだ駄目なのですが、今後も精進して真面目に、そして楽しんで絵を描いていこうと思います。これからも変わらぬご指導ご鞭撻をお願い致します。
しかし、喜んでばかりもいられません。
イラストレーションの世界はサバイバルの世界ですからね。
気持ちを切り替えて、これからもコツコツと真面目に絵を描いていこうと思います。
派手な人生じゃなくても良いから、お爺ちゃんになっても絵を描く仕事を続けられていれば良いなぁ。
まだまだ未熟な私ですが、皆様これからも宜しくお願い致します。
これからも、グっとくる絵を描いてまいります!ロケンロー!
近況報告でした。
ビールのつまみに、なんか良いのはないかなぁと近所のコンビニを物色していたら、グリコの「Cheeza」 ゴルゴンゾーラチーズ味を見つけました。このシリーズのカマンベール味と、チェダーチーズ味は以前ほぼ日で糸井さんがお奨めされていたので、買って食べた事があったのですが、個人的にはちょっとしょっぱすぎるかなぁと思っていたんです。その時に、これでゴルゴンゾーラ味があればなぁ・・・ってずっと思っていたので、今回この商品を見つけた時には、「ついに出たか!」と、早速購入してみました。さて、お味ですが、これ最高です。ブルーチーズ独特の臭さをあえて消さないでくれているのが嬉しい。中途半端にみんなに好かれる味というコンセプトではないから、ブルーチーズが苦手な人には食べれないかもしれないですね。だから、逆にブルーチーズ好きにはたまらない味なんです。マニアックなお菓子ですね(笑)すぐに無くならないと良いけれど・・・。これは、ビールと凄く合いますね。これだけで食べると、ちょっと濃すぎるくらい濃厚な感じが素晴らしいです。これは牛負けました。これから、ビールの美味しい季節ですし、皆さんもお試しあれ。
アサヒビールグループのスペシャルウェブサイト「LETTERs」にイラストレーションを十数点描きました。オープニングアニメーションの可愛らしいキャラクターではなく、サイト内の文章の最後の所に付いている商品を描きました。ウェブサイトのデザインはアニメーション短編映画「つみきのいえ」で、第81回 米国アカデミー賞 短編アニメーション賞を受賞された加藤久仁生さんの所属する会社ROBOT COMMUNICATIONS INC.です。「あなたの感動エピソード」に投稿すると、抽選で素敵な賞品も頂ける用ですよ!
最近、師匠に教えて貰った、フォトショップのphotomergeという機能を使ってみようと思い、我々のアトリエ「PEN STILL WRITES」を撮ってみました。
この、photomergeという機能は、複数の写真を自動合成する機能です。主に、パノラマ写真などを合成するときに使うようですね。普通は、2〜3枚の写真をパノラマ化する用の機能なのですが、自分を中心にまるまる一周撮ったら、どうな写真になるんだろうって疑問に思ったのです。よし、百聞は一見に如かずといいますし、それならば実験してみようという事で、早速素材集めをしてみようと言う事になったわけです。
まずは、アトリエの中心に椅子を置き、パノラマ写真の画面中央にあたる部分を、椅子をまわしながら一周して撮影してみました。その次に、天井が写るようにまたまた一周。最期に床が写るようにまたまた一周。そして、画像を軽くしてから、いよいよphotomargeを使ってみる。やく二十枚近くある写真を一枚にする作業ですので、僕の古いパソコンでは少し時間がかかりました。
そして、出来上がった写真がこれ!
何とも楽しくて、不思議な写真に出来上がりました。
このような、アトリエで毎日絵を描いているんですよ!
厳しい大海を渡る長い旅に出る時、どんな船がいるだろう。
まずは、大海を渡るわけですから、嵐にも負けない強くて丈夫で大きな船が必要。
目的地にたどり着くまでの、食料や燃料も必要だ。
でも、どんなに準備万端で良い船を用意されていても、目的地に辿り着けるとは限らない。その船を操る船長が行き先を知らない場合は、どんなに準備万端で最新型の船でも、いつか必ず遭難するのだ。偶然目的地に辿り着いたとしても、その幸運は二度と起こらないし、そもそも、そんな幸運は普通は起こらない。
現段階では、丈夫な船や食料が用意できず、すぐに出航出来ない不遇な船長がいたとする。でも焦る事はない。なぜなら彼は、目的地はもちろん、そこまでの最短距離も知っているからだ。あとは、タイミングをみて出航の準備を進め、最期は海で死んでも本望だと決心するだけだ。
今、その不遇な船長がすべき事は、体を鍛え、目的地までの最短距離を何度も復習、研究し、どんなアクシデントが起こっても、柔軟に対応出来るよう、ある程度は器用になっておかなくてはいけない。自分の技術や器用さに、自惚れてはいけないけれど、最低限、自信が持てる程度の技術が無いと、結局自分のゴールそのものが、ぼやけてしまうかもしれない。
誰かが言ってたけれど、腕力は実際には使う必要はないのだけれど、もし、相手の腕力を恐れて言いたい事が何も言えないようになるならば、腕力は付けた方が良い。相手を選ばず言いたい事を言えるからだ。ガンジーみたいに、精神が腕力をも恐れぬほど強靱であれば別だけれど・・・。
それと同じで、自分の技術に自信さえあれば、技術の事で少なくとも悩む事はないし、理想を諦めて手持ちのカードでとりあえず体裁を整えるという事もない。違う技術で似たようなニセモノを作って誤魔化したり、やりたい事自体を諦めたり、ねじ曲げたりしなくてもすむのだ。理想を表現するに充分な技術と、天性のセンスがあったならば無敵だ。
それに、そもそも長旅というものは、決して一人で出来ない。
絶対に、誰かに迷惑を掛けるし、色々な人たちに助けて貰わなければ無理である。
そんな時、その助けてくれる人達に期待して貰えるだけの人間に自分を高めておく事は最低条件なのである。高い技術をもっているという事は、期待して貰えるひとつの要因であるのだと思う。
フェラーリの様に、もの凄く早く走れる車がある。
でも、日常生活の中で、200キロとか出せるチャンスも場所もない。
せいぜい60キロとか、80キロだ。
それなら、軽自動車でも出せるスピードだ。
でも、全く同じなのかというと、実はそうではない。
軽自動車の60キロと、フェラーリの60キロは、質が違うのだ。
エンジン音も静かだろうし、走りに安定感があり快適なのだ。
そして、きっと同じ質の走り方で軽自動車よりも、長期間走れるだろう。
技術というものは、きっとその全てを出し切る為にあるのではない。小さな所のこだわりを限りなく完璧に再現するために、全体の能力を限りなく高めておく事で初めて機能するんだと思います。「ライオンは、ウサギ一匹を捕まえるにしても全力を注ぐ」といいますが、そんな事はウサギを食べたいというのがライオンの欲望なので、当たり前の事なのですが、重要なのはスゴイ能力を持ったライオンになれるかどうかという事なんですよね。猫がネズミを追っかけるぐらいでは、名言にもならないですからね。ミュージシャンがアルバムの10曲の為に200曲ぐらい作るのと同じで、質が高くて、余裕のあるものを作るには、伸び代がその質の何倍も無くてはいけないのだと思います。
オリンピックの100メートル走の金メダリストが、小学生と一緒にレースするようなもんでしょうね。そのぐらい他の人と差をつけれるぐらいに、常に自分を高めておく事が絶対条件なんでしょうね。常に楽勝でないといけない。余裕で勝てなければならない。それはとても難しい事ですが、その能力を持つ人達だけが、大きな船にのって出航できる権利があるのでしょうね。
スタートは遅くても構わない。とにかく目的地に辿り着ければいい。
焦って準備もせず、手頃ですぐに手に入る小さな船に乗って、一番にスタートしたら、しばらくはそのレースのトップでいられるだろう。でも、それは目指すゴールがあるのであれば、あまり意味のない事だと思います。よく、マラソン大会で最初の一キロだけ目立って全力疾走してトップになり、すぐにばててしまいリタイヤしてしまうお調子者と同じですね。一発屋という奴です。一瞬の栄光が目的なら、それでいいんだろうけれど・・・。
幸運な事に、このレースは定員の決まった受験勉強や、新卒しか入れない入社試験みたいな下らないレースとは違い、みんなが一斉にスタートするわけではないし、一緒にゴールするわけでもない。スタートするタイミングはあるだろうけれど、とにかく自分のペースで始められるのだ。定員が決まっていないから、その能力さえあれば、みんな目的地に着けるしね。
だから、もし既に目的地を知っているのなら、それはかなり有利な事だ。
あとは、そこに行く方法と、いろいろな準備をするだけだ。
船長になれるだけ能力を培い、大きな船を手に入れよう。
少なくとも、船長になる能力は努力次第で必ず手に入るから、そこから始めよう。
そんな話を、小学校からの親友と今朝しました。
お互いに、目的地で祝杯を挙げたいものだ。
さて、出航の準備をはじめよう。